詰め替えインクを使用すればランニングコストがグッと下がります。
ですが詰め替えはそれぞれのプリンターやインクカートリッジにより様々な方法があり、どういった方法で行うかは自分で選び、かつ自己責任で行う必要があります。
ここでは様々な詰め替え方法についてまとめていきます。
リセッター
インクがなくなると、PC上で「インクがなくなりました」などといったメッセージが出てそれ以上印刷できなくなったという経験はないでしょうか。
インクカートリッジには「残量検知機能」というものが備わっています。
インクカートリッジ下部にあるICチップで残量が管理されているのですが残量は実際に計測されているわけではなく、「これだけ印刷したから、これだけ減っただろうな~」的な計算をして記録されていきます。
ということは、「記録されるインク残量は減ることはあっても増えることはない」わけです。
なのでインクを詰め替える際には、ICチップが「このインクカートリッジではまだ印刷してません」という状態に持っていく必要があります。
それを可能にするのがリセッターです。
リセッターは使うインクカートリッジの型番によって使用するリセッターも違いますので間違って他機種用のリセッターを買わないように注意しましょう。
残量検知無効動作
キヤノン製のプリンターに多いのが「プリンター側の本体操作で残量検知を無効化する」という機能。
リセッターは不要になりますが実際のインク残量がわからなくなりますのでインクの管理は自分でしないといけません。まあインクが切れてから補充するのも悪くないですが。
プリンターの機種によって操作は違いますのでプリンター本体の取扱説明書をよく読んでから作業しましょう。
連続供給インクシステム
インクカートリッジとインクボトルをチューブで繋ぎ、ボトルのインクがなくなるまでずっと印刷できるという、いわば詰め替えの究極系とも言えそうな方法でした。
ですが現在は対応できるプリンターも少なく、導相性もあるようなので滅多にお目にかかれません。
永久チップ
一昔前のエプソン用カートリッジに使えたもので、純正のICチップを取り外し、永久チップを取り付けることで残量検知機能を事実上無効化します。
この方法もインク残量は自分で管理しないといけません。また、チップの取り付けもやや細かい作業になるため慎重さが必要です。
まとめ
詰め替えと一口に言っても、あなたが使用しているプリンターによってさまざまな詰め替え方法があるかもしれません。利点や欠点などをよく調べて、自分に合いそうかどうかを考えてから選びましょう。